「社員のモチベーションをアップさせる」
「教育は手取り足取り」
「若い社員はほめて育てる」
「経営者は進んで現場に入り、現場の意見を吸い上げる」
「結果だけではなく、プロセスも評価してあげる」 etc……
いずれも、近年ではあたり前とされているマネジメント手法ですが、こうした手法で、実際に組織の生産性や効率が上がった事例は少ないのが実態では?
部下のモチベーションや技能がどんな状態にあろうと、企業は利益を上げ続けなければ潰れてしまいます。部下に媚びても、実際には大した成果は上がらないものです。
近年流行りの「部下に寄り添う」マネジメント手法とは一線を画し、企業内での位置関係を重視することで成果を上げるマネジメントノウハウを、企業経営者の間でじわじわと人気が高まっている「識学」の第一人者が解説する、待望の1冊です!!
流行りの「モチベーション・マネジメント」を一刀両断!
社員のモチベーションを維持するために、社長は中間管理職(上司)に、一般社員のやる気を維持するように命じます。
すると、中間管理職である上司は、必然的に一般社員に対して弱い立場になります。
結果、部下は仕事においても自分の我を通すことができると勘違いしますし、上司はそんな部下のワガママと、会社の営業上必要とされる無情な数字とのに挟まれて、疲弊し、上司としてのマネジメント能力を失ってしまいます。
世の中の会社組織でよくある運営上のトラブルは、こんなふうに、「社員のモチベーションはその上司が維持しなければならない」という思い込みから発生していることが多いものです。
しかし、実はその思い込み自体が間違っていたら……?
本書は、世間で流行りの「部下に寄り添うマネジメント」ではなく、あくまで会社の運営上必要な、ある意味で非常な「組織原理に基づいたマネジメント」の手法を解説する1冊です。
皆さんの会社では、なぜ部下が上司の言うことを聞かなくなるのか、なぜ中間管理職が育たないのか、組織の構造原理に基づいた一刀両断な解説に、なるほど、そうだったのか!の連続となること請け合いです!
(担当:菅沼より)
安藤 広大(あんどう・こうだい)
1979年、大阪府生まれ。1998年大阪府立北野高等学校卒業。2002年、早稲田大学卒業。
株式会社NTT ドコモを経て、2006年にジェイコムホールディングス株式会社に入社。主要子会社のジェイコム株式会社で、取締役営業副本部長などを歴任。
13年、「識学」と出会い独立。識学講師として、数々の企業の業績アップに寄与する。
15年、識学を1日でも早く社会に広めるために、株式会社識学を設立。
多くの企業の業績アップに寄与し、実績が口コミ等で広がり、設立1年半でコンサルティング実績は150社を超える。本書が初の著書。