そして夫は、完全な女性になった (単行本)

「トランスジェンダー当事者の妻」になった私が模索し、見つけたもの

そして夫は、完全な女性になった
著者 みかた
大谷伸久
ジャンル エッセイ > 生活エッセイ
出版年月日 2024年08月08日刊
ISBN 9784799112359
判型・ページ数 4-6・240ページ
定価 1,650円(本体価格+税)
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フォーマット 価格
単行本 定価1,650円(本体価格+税)
電子書籍 定価1,650円(本体価格+税)

目次

第1章 一人の男性が女性に変わるまで
第2章 暴走する夫
第3章 私はどう乗り越えたか
第4章 私が下した決断

内容

「もうこれ以上自分が中年男性になっていくことに耐えられない。残りの人生は女性として生きていきたいんだ」。

40代を迎えた夫は、こう言い放った。

20代後半で結婚し、夫婦共通の趣味である旅行を頻繁に楽しむなど、平和な日々を過ごしていた2018年のある日、発覚した夫の女性ホルモン剤服用。

まさに青天の霹靂といえる事態に混乱しながらも、何度も話し合いを重ねながら女性化していく夫を見続けた2年間を綴った手記。

見た目だけでなく、いやそれ以上に中身も変わっていく夫との関係に苦労しつつも、性別違和についての学び、SNSなどを通じた当事者や当事者の家族との出会い、自己変革の決意……様々な行動を重ね、葛藤と闘いながら、どうすべきかを模索し続けた。

そして夫の性別適合手術が決まり、いよいよ体も女性となる直前に下した決断と、夫や現代のジェンダー医療に対して思うこととは――。